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 映画「ゴジラ-1.0」を観てきた。夜間割引とか何やかや入場料は1,100円。200人以上入る劇場に15人ほどの入り。大体いつもと同じような人数だから、今回も快適に映画鑑賞ができた。右の写真はゴジラフィギュア付きのドリンクセット。なんと2,300円だって。ゴジラがまるで胃カメラを飲むように苦しげでいまひとつ。

 この映画はNHKの朝ドラ「らんまん」の続きを見ているようで、神木隆之介と浜辺美波が主役。終戦間際の特攻隊員の苦悩や人々の戦争の後遺症を背景として、ゴジラの襲来を重ねた設定。戦争は繰り返さないという、メッセージを次代に訴えながら、ゴジラとの死闘に臨む娯楽映画。2時間もある映画だが、長いとは思わなかった。面白かった。

 私は特攻隊といえば、鹿児島県の「知覧」を思い出す。「知覧」は私にとって、どうしても訪れたい土地であった。しかし、実際に訪れるとあまりにも悲しすぎる現実が、ずっしりと押しかかって来て展示をゆっくりと見ることすらできなかった。特に特攻に出撃する息子の飛行機を万歳で見送る父親の姿をビデオで見て、こんな惨い時代を決して繰り返してはいけないと思った。

 このゴジラの映画は全くの娯楽映画であるが、その中に特攻隊とか、戦争の悲惨さ、命の大切さなど描かれている。世界ではウクライナやパレスチナのガザ地区など、今でも新しく戦争が起きている。そして国連で何も決められない。何とか戦争を止めたいと思うが何もできない。この映画を見た若い人の心の中に、戦争は絶対に繰り返さない気持ちがさらに伝わっていってほしい。

 

 

 

 


 


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 世界文化遺産に登録されている薬師寺。金堂の手前には東塔・西塔の二つの三重塔がそびえたつ。西塔は昭和56年に再建されたもの。一方、国宝の東塔は薬師寺の中で唯一、創建当時の姿のまま現存している建物。この東塔は12年に及ぶ全面的な解体大修理、さらにコロナ禍のよる3年の延期を経て今年の春に落慶し、素晴らしい威容を見せている。

 薬師寺の隣には唐招提寺があり、どちらを拝観しようか、迷ったが、東塔・西塔の特別拝観のある薬師寺に決めた。奈良には素晴らしい寺院がひしめいていて、しかも、京都と比べると人は多くないのでゆっくり見ることができる。とてもよい。

 薬師寺で修学旅行生にも遭遇したが、広い境内なので別に邪魔ではない。反対に全員集合して法話を聞いているのを横で盗み聞きしていた。法話のお坊さんは本当に流暢に話し、しかも生徒の話もよく聞いていて、即興の冗談がとてもうまい。私は中学や高校の修学旅行を思い出した。人生の中で一番面白い頃かもしれないと少し感傷的になった。

 東京の娘の子供が中学受験に挑戦していると聞き、合格祈願の絵馬をお土産に買った。この絵馬は通常のものより倍ほどの大きさがあり、しかも大きな太い字で「合格」と書いてある。きっと、娘も孫も励みになるはずと買って郵便で送った。しかし、送った後、いろいろな考えが頭をよぎる。この絵馬が重荷になっても困る。中学受験で人生が決まるものではない。挑戦は良いことで失敗しても何の問題もないが。失敗が心の傷にならなければよいが。などなど。受験は本人も大変だが、両親や祖父母を巻き込んでの大きな心配事。その解決はやはり神頼みしかない。


 

 




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 第75回の正倉院展を観に行った。奈良国立博物館で毎年開催されているという。ただし、予約制でインターネットなどで前もって、日時指定のチケットを購入しておかねばいけない。ちょっと面倒くさい手続きが必要。私は以前から狙っていて、発売初日に悠々と希望する日時のチケットはゲットできた。しかし、入場制限はあるものの、やはり観たい展示物の前は人だかり状態。

 正倉院展は毎年開催されているが、展示品がそれぞれ変わるらしい。正倉院には質の高い、素晴らしい品物がたくさんある。また経年劣化がほとんど進まない保存も素晴らしい。1300年前、聖武天皇の遺品を妻である光明天皇が供養のため、東大寺に奉献したもの。その後正倉院で保管され、今でもほとんど当時のままの状態で観ることができるわけで、レベルが高い。

 しかしもシルクロードを渡ってきたものも多く含まれていて、当時の技術水準の高さも伝わってくる。確かに実物を観て、琵琶や鏡の装飾は現在のものと全く引けを取らないばかりか、かえって優れているようにも思う。

 ちょうど今、金沢で、皇居三の丸尚蔵館の収蔵品の展覧会が開催されている。旧加賀藩主の前田家から皇室への献上品や石川出身の帝室技芸員や人間国宝による作品などが展示されている。なかに伊藤若冲の掛け軸もあった。これは相国寺が所有していたが、皇室に献上したものという。保管状態は最高でニワトリのトサカの赤が素晴らしい。価値のある美術品を皇室に献上し、保管してもらうのも一つの方法であると気づいた。しかし、残念にもそんな価値のあるものは私の家には全くない。

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