金沢の犀川河川敷には早春の花が咲き始めてきた。黄色い花のヒメリュウキンソウ、レンギョウ。白い花はユキヤナギ。目立たないけどヒメオドリコソウ、スミレなど。ハクモクレンやコブシも大きな花を咲かせている。あとは真打ソメイヨシノだ。今年は全国的に3月が低温だったせいか、桜の開花が遅れ気味だ。ここ金沢も昨日あたりから、やっと咲き始めた。
このように植物の名前がわかるのは、携帯のアプリのGoogleレンズのおかげである。このアプリを開いて、植物をカメラで撮影して検索すると、その花の名前がすぐにわかる。すごく便利。軽くて小さな植物図鑑をいつも持っているようなものだ。散歩が楽しくなる。しかも何回でも、だれかと違って、嫌がらず教えてくれるのは本当にありがたい。その名前が頭の中に入るか、入らないかは別の問題ではあるが。
さて、桜といえば、「能登鹿島駅」は有名。石川県の中島町と穴水町の間にある小さな無人駅。車で近くの国道を通っても、通常は何もないので通り過ぎてしまうが、桜の季節になると、駅全体が桜となる。迷わず桜見物。しかも、近所の人が駅周辺をきれいに整備されていて、ドライブの休憩がてら、駅のホームのベンチで、しばらく鑑賞。気持ちがよい。いつも金沢よりも2-3日遅く桜が咲き始める。だから、もうじき咲いてくるはず。
この能登鹿島駅のある「のと鉄道七尾線」は地震で被災し、まだ全線で復旧していなかった。最後に残った不通区間「能登中島~穴水駅」間の復旧工事が完了し、4月6日の今日から全区間でようやく運行再開する。まるで、この運行再開を待っていたかのように、能登鹿島駅の桜は開花してくれる。能登半島の復旧復興が少しでも実感できてうれしい。
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