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加賀鳶の先輩が残してくれたもの


 先日、消防団の大先輩がなくなりました。消防を退団されて、もう十数年たちますが、操法大会にいつも後輩の演技を見にいらっしゃっていました。最近でも、ちょいちょいお目にかかることがあり、現役時代と同じようにお元気でした。

 先輩が現役の時、その出動の速さが有名でした。我々が災害現場に到着した時には、すでに赤いオートバイを携えて、我々を颯爽と待っているのが常でした。一度、私の家の近くで風による被害があり、出動指令が出たときは、今日は私が絶対速いと急いで駆け付けたのですが、残念ながら負けました。不思議なほど速いのです。

 災害出動になれば、奥さんが地図で場所を調べている間に、先輩は着替えて、オートバイのエンジンをかけ出発準備をするということです。先輩の速さはご夫婦2人の合作だったのです。

 先輩は体はそんなに大きくないのですが、気力がみなぎっていて、すごく大きい存在でありました。気力、意気込み、頑張る気持ちが大切であると教わったように思います。ご冥福をお祈りいたします。

 

 

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