
今年は梅の収穫が悪く、また品質も良くないという。和歌山県では暖冬で梅の開花が早まり、雌しべが短くなるなどしたため、受粉がうまくいかなかったことが原因らしい。さらに、3月に降ったひょうによって、梅の実が傷つく被害も相次ぎ、品質の低下も懸念される。和歌山県だけでなく、全国的にも例年の半分量ほどの収穫という。
一方、さくらんぼも収穫が悪いようだ。不作の理由の一つは、春先の気温が高く発育は進んだが、4月中~下旬の降霜で、雌しべが凍って枯死したことが原因という。「最近は山形は暑すぎて、サクランボが作りにくくなっている」と生産者は言っている。いずれにしろ、梅とさくらんぼの不作には地球の温暖化の影響が指摘されている。すでに深刻な状況だが、せめてこの現象は今年だけであってほしい。
例年、農協の売り場は今頃は梅の実でいっぱい、甘酸っぱい香りがするのだか、今年は南高梅が10袋ほど並んでいる程度だ。その代わりラッキョウが目立つ。よく見ると「土のついた1年もの」や「土のついた3年めを迎えるもの」「1年ものをきれいに洗ってあるもの」がある。迷わずに、徳島県鳴門市の農家の人がきれいに洗って、皮をむいてくれたラッキョウを購入した。ここまではプロにお任せ。
これからが素人の努力の見せどころ。奮発して、ちょっとだけ高い酢と砂糖と塩を購入。さらに100円ショップでビンを2個ゲット。レシピを見ながら、小一時間で、甘酢漬けと塩漬けの完成である。1週間ほどで食べられるようだ。おいしくなればいいのに。地球の温暖化の影響は待ったなしなのか。自然の恵みを大切にしたい。
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