ずいぶん前の話ですが、東海北陸自動車道の名古屋方面は砺波JCTから富山県上平村(五箇山IC)までしか開通していませんでした。それが長いトンネル工事が完成して、高山、郡上八幡を経由して岐阜や名古屋まで開通して何年も経ちます。
それ以来でしょうか、久しぶりに上平村にある道の駅「ささら館」に立ち寄りました。資料を調べますと、五箇山ICから飛騨清見ICが開通して約20年程経つらしい。すごい時間がたったものです。
以前のささら館は富山と岐阜のそれぞれの特徴のある品物が売ってありました。例えば白エビせんべいと五平餅、飛騨牛とホタルイカみたいに2県のものが混在する中に、上平村の地酒、堅豆腐、赤かぶらと地元のものもあり、すごくおもしろかったように思います。現在はお蕎麦屋さんとか、岩魚の食堂は頑張っているのですが、おみやげ物はほとんど売っていませんし、あまりお客も来ないようになったようです。
高速道路が1本できると、人の流れが変わってしまい、全体として便利にはなるのですが、その土地の独特の味のある店や場所がなくなってきているように思います。SAのお土産売り場は、どこも画一的で同じように感じてなりません。高速道路を降りて、国道に出ても全国同じ風景です。大型化、効率化、採算を考えると、多分、全国皆同じようになってしまうのでしょうか? どうか、地方にある本当にいいものを残していってほしいものです。
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