久しぶりに映画を観てきた。「ブルージャイアント」というアニメ。この前、観た映画は「すずめの戸締り」これもアニメ。2回連続だが、別にアニメが好きなわけではない。「良かったよ」という話を聞いて観ることにした。
高校を卒業したばかりの3人の若者が無謀にもジャズの演奏にチャレンジしていく映画である。もちろん、懸命な練習、葛藤、挫折の繰り返しの中で、目標のステージに立つことになるわけだが、最後は私も3人と一緒にステージに立って演奏していた。演奏し終わると涙がこぼれた。
正しく、「青春」を感ずる映画であった。そういえば、コロナの中で心が委縮して、汗を流して、心底から頑張るという感覚を忘れていたように思う。この3人に負けずに、チャレンジしようという気持ちがふつふつと湧いてきた。
サムエル・ウルマンの有名な「青春の詩」、「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いる」を思い出した。「青春」を思い起こしてくれる映画だ。でも、最近は忘れっぽくて、この高ぶった気持ちを、すぐに忘れてしまう。これが老人。
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