串本の橋杭岩から30分ぐらい山の中、和歌山県古座川町に国指定天然記念物の高さ約60mの「高池の虫喰岩(むしくいいわ)」がある。風雨の浸食によって蜂の巣のような無数の穴が刻まれており、案内書によれば穴の開いた小石に糸を通して願掛けすると耳の病気が治るとの言い伝えがあるようだ。
ここの岩は実に不思議な形。昔、誰かが住まいをしていたのでは?と思うような部屋みたいな空間もあれば、ハチの巣か、蓮の実みたいに気持ち悪いほど穴の開いた岩もあり。風雨の浸食でこのようになるのも摩訶不思議。
そして道路を挟んだ向かい側には道の駅もある。ここの道の駅のおじさんは大変親切。虫喰岩やそこにいる熱帯魚のことを尋ねるとすごく親切に教えてくれる。だから、ついお土産に濃縮の柚子の瓶詰を買ってしまった。でも、言われた通り、吸い物や酢の物などに2-3滴たらすと実においしい。今日も食事に使った。重宝している。
ところで、ここに来るまでの「高野山から熊野三山」の道路沿いに道の駅は所々にあるが、ほとんどがトイレと自動販売機だけというもの。お粗末なものが多かったが、ここは久しぶりに道の駅らしい道の駅。虫喰岩も良かったけど、ここの道の駅は久しぶりに心が和んだ。
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