「崎の湯」に行ってきた。白浜温泉のど真ん中辺りにあり、太平洋に面した露天風呂。白浜が温泉地として世に知られるようになったのは、約1,400年前ということだが、そのはしりがこのお風呂とのこと。「日本書紀」や「万葉集」にも記されているらしい。
綺麗に整備されていて、500円を払って入場。男女にしっかりと別れている。男風呂には湯舟が2つあり、海に近い方では、近くの温泉や今は使っていない?海上の食堂から「丸見え」感があり、ちょっとやりにくいが、それ以外のロケーションは最高。
すぐそこに波打ち際があり、まるで太平洋で温泉に浸かっているよう。波の音を聞きながら、のんびりとゆっくりと入浴。お湯は透明できれい、なめると塩っぽい。
1,400年前は波に侵食された岩が自然の湯舟になっていて、そこで海を観ながら入っていたという。私も同じように、この「崎の湯」に入り、海を眺めながら入浴しているのも悠久の歴史を感ずる。こののどかな磯風呂には自然と歴史の香りがする。
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