JR金沢駅の近くのコンサートホールを中心として、5月の連休に金沢市内で音楽祭が毎年行われる。金沢市内だけでなく、石川県全域へ、また、地元金沢で活躍する音楽家をも巻き込んで、年々いろいろと思考を凝らして開催されている。
今年は「東欧に輝く音楽ープラハ、ウィーン、ブタペスト」というテーマで行われたが、特にオぺラが多いように思えた。オペラの「売られた花嫁」の花嫁を演じたソプラノの歌手、名前はたぶんテレザ・マトロヴァさんと思うが、声がすごくきれいで、声量もあり素晴らしかった。普段オペラなんて、聴いたことはないが、たまに本物を聴くのも良い。
オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏もゆったりと聴いた。これは邦楽ホールで行われた。東欧の音楽、3曲の演奏である。邦楽ホールは歌舞伎座や南座の様に左右に桟敷がある。桟敷席を購入してコンサートに出かけた。
桟敷には座布団と座椅子があり、靴を脱いで足を下に降ろせる。そして足の下には畳が敷いてある。裸足はリラックスできる。そして座椅子を少し傾ければ、舞台にかなり正対できる。さらに、演奏を聴きながら、観客の皆さんの反応を見ることもできる。目の前に座っている小学生らしき子供はいつの間にか熟睡中。こんないい音楽を聴いて熟睡するなんて、すごく気持ち良さそう。
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