
川の中にある湿地帯に黄ショウブがところどころ、群生しています。あやめとカキツバタ、ショウブの区別はわかりにくいのですが、湿地帯に生えるのはショウブです。
ただし、この黄ショウブは環境省の「要注意外来生物」となっているのでびっくり。明治に日本に来た帰化植物で「繁殖力が強く、水辺の在来種と競合・駆逐の恐れがある」というのがその理由らしい。この可憐な姿から、ちょっと想像しがたいのですが。
ショウブといえば、私の小さいころ、金沢は6月5日の月遅れの端午の節句にショウブ湯に入ったことを思い出しました。また、ショウブを新聞紙にくるんで、布団の下に敷いて寝たこともあります。そんな風習は最近はあまり聞かなくなったように思います。
でも、私がこんな元気でこの年まで健康に生きてこれたのは、ひょっとしたら、このショウブ湯とショウブを敷いて寝たお蔭かもしれません。昔の風習を次の世代につなげていくことも大事なことです。
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