ナイロンロープについて
ナイロンロープは強度の強いロープです。多少表面につやがありますが、それほど滑りやすいわけでもなく、マルチフィラメントの繊維ですので強度が必要な用途で使用されています。
しかしながら、型崩れしやすいロープであり、また、絶えず水分を吸収しながら、かたくなる性質があります。時間とともに硬くなりながら、長さが短くなる傾向があります。
3つよりのロープは硬いロープは取り扱いにくく、柔らかいロープは型崩れしやすく、多少苦労するロープです。ナイロンロープはクロスロープ(エイトロープ)の方を型崩れの心配はないのでお勧めします。
ナイロンロープ3つ打ちの型崩れ
ナイロンロープ3っよりは型崩れを起こしやすいロープです。一度型崩れを起こすと、元に戻りません。硬さと柔らかさと扱い方の難しいロープです。
ナイロンクロスロープ(エイトロープ)
8本で編んだようなロープをクロスロープ(エイトロープ)と呼びます。このロープは型崩れの心配がなくて、ご使用をお勧めします。
ただし、加工はできますが、それほど簡単ではありませんので、ご注意ください。下記に加工方法を解説します。

ナイロン金剛打
12本のロープで組みひものように編んであります。扱いやすいもので、また一般的によく使用されています。芯のあるものとないものがあります。通常は芯入りです。
3っ撚りのロープより、かなり強度は落ちます。
通常2mm-12mmぐらいが製作されています。

ナイロン16打
16本のロープで組みひものように編んであります。扱いやすいもので、よく使用されています。芯のあるものとないものがあります。通常は芯入りです。
3っ撚りのロープより、多少強度は落ちますが金剛打ちよりは強くなります。金剛打ちよりも一般的ではなく、通常3mm-8mmぐらいが製作されています。在庫についてはお尋ねください。

ナイロンロープの強度比較
ナイロンのより方による強度の比較です。あなたのお持ちのロープの破断荷重(強度)については、ロープのメーカーにお尋ねください。