下仁田の町は今日は35度以上。すごく暑い。「孤独のグルメ」で有名なすき焼き屋は今日は定休日。隣のタンメン屋はやってはいるが、今日は熱い中華を食べる気にはなれない。しかも満員。こんなこともあろうと思って、買っておいた「峠の釜めし」を涼しい日陰でまず食す。
この下仁田の町にある高さ400mから800mほどの山々の頂上や山全体の地層とその山を支える下部の地層が全く違うという。山の部分の地層がどこからか、移動してきて、下部の地層の上に載ったものであるという。つまり、本来あった地層の上に数百mの地層がずれながら、上に覆いかぶさり、上の地層が長い間の風雨で浸食されて、現在の山の形になったという。不思議なことが起こるものだ。これをクリッペ(根なし山)というらしい。
この写真には、地層が覆いかぶさって、ずれている面が見える。白い矢印が示しているのは、クリッペのすべり面。左上の地層が右下の地層の上に滑りながら、覆いかぶさっていったらしい。これは対岸にある案内看板から見る風景。このクリッペをもっと間近で見たいが、残念ながら行く道がないようだ。クリッペは孤独が好きなようだ。
下仁田にはこのほか、中央構造線や地層の褶曲、地層の逆転を見ることができる。それぞれの場所を見に行ったが、大きな案内看板はあるが、近くまで歩いていくのに、どこを通ればよいのかわかりにくい。もっと歩きやすい遊歩道を整備してほしいなぁ。
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