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雨とよく似合う鴨足草(ゆきのした)



 梅雨空が続くこのごろ。先日、日光に行ってきた。以前に行った時も雨ふりだったが、今回も雨。日光地方は雨が多いのかなぁ? でも、最近の天気予報は日本中、晴れマークがほとんどなく、毎日が曇りと雨のマークばかり。

 東照宮の他に、今回は日光山輪王寺大猷院にも行ってきた。三代将軍の家光公の墓所で「祖父を凌いではならない」という家光公の意向を踏まえた控えめな造りという。しかし立派なものだ。本殿へ続く道には多くの門があり、しとしと降る雨によく似合う。東照宮程の派手さはないが、落ち着いた華麗な装飾は見ごたえあり。

 時刻は午後4時を少し回ったところ、ぐずついた雨のお陰で、あたりはもう薄暗くなってきた。お土産屋さんの店明かりが先ほどと違って、すごく明るく感じるようになってきた。そして道沿いの石垣に、鴨足草(ゆきのした)が雨を受けて元気を取り戻したようにいっぱい咲いている。こんなに群生しているのを初めて見た。

 花が鴨のような細長い首のような茎の上に咲いているから、鴨の草と書くのかと思っていたら、花が鴨の足と似てるからというが、まったく似ているとは思わない。薄暗い中、梅雨の雨の中、石垣に生き生きと咲いている鴨足草は控えめながら品があってとても良い。

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