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 梅雨空が続くこのごろ。先日、日光に行ってきた。以前に行った時も雨ふりだったが、今回も雨。日光地方は雨が多いのかなぁ? でも、最近の天気予報は日本中、晴れマークがほとんどなく、毎日が曇りと雨のマークばかり。

 東照宮の他に、今回は日光山輪王寺大猷院にも行ってきた。三代将軍の家光公の墓所で「祖父を凌いではならない」という家光公の意向を踏まえた控えめな造りという。しかし立派なものだ。本殿へ続く道には多くの門があり、しとしと降る雨によく似合う。東照宮程の派手さはないが、落ち着いた華麗な装飾は見ごたえあり。

 時刻は午後4時を少し回ったところ、ぐずついた雨のお陰で、あたりはもう薄暗くなってきた。お土産屋さんの店明かりが先ほどと違って、すごく明るく感じるようになってきた。そして道沿いの石垣に、鴨足草(ゆきのした)が雨を受けて元気を取り戻したようにいっぱい咲いている。こんなに群生しているのを初めて見た。

 花が鴨のような細長い首のような茎の上に咲いているから、鴨の草と書くのかと思っていたら、花が鴨の足と似てるからというが、まったく似ているとは思わない。薄暗い中、梅雨の雨の中、石垣に生き生きと咲いている鴨足草は控えめながら品があってとても良い。

 
 
 

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 3年目の紫陽花。ようやく、少しずつ咲いてきてくれた。まず、左側の15輪ほど咲いている少し青みかかった白色のは、駐車場の隣の家が改築で処分するのをもらった。昨年は10輪ほど咲いてくれた。今年は花も大きく、しかもすごくたくさん咲いてくれた。ここで一番頑張っている紫陽花。

 次にその右の線香花火のように5つの小さい花をつけている1輪は、金沢市消防局の前庭にある紫陽花「墨田の花火」。一昨年2本もらってきた1本が育ったもの。あまり株は大きくならないので困っているが、昨年も1輪咲いて、引き続き今年も咲いてくれた。株を大きくするのが課題。

 そして、その右側の真っ白で3輪ほど見える紫陽花は昨年は花をつけなかったが、今年頑張って初めて咲いてくれた。伊根の旅館でもらってきたもの。開花時は真っ白だったが、少し青みが掛かってきたようだ。これはもっと大きくなりそう。そして、ここには映っていないが、もう一種類ある。木倉町のAさんがいつも持ってきてくれるガク紫陽花を植えたもの。この中では一番後に植えた、でも、昨年は葉がかなり茂ったので、今年はきっと咲くと思っていたが、咲かないようだ。来年に期待。

 NHKの朝ドラ「らんまん」を毎日見ているが、主役の牧野万太郎みたいに紫陽花と毎朝話して、水やりするのが楽しみになってきた。2年前までは雑草だらけの植え込みがこんなきれいになったのはうれしいし、それは紫陽花くんのお陰だ。大切にしよう。


 
 
 

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 6月3日土曜日、金沢百万石まつりのメインの行列が行われた。前日は台風の影響もあり、ひどい雨ふりであったが、当日はスカッと晴れ、絶好の祭り日和。加賀鳶梯子のぼりを大勢の皆さんの前で披露できるのは、出初式とこの百万石行列だけで、貴重なチャンス。だから、みんな練習を重ねて臨む。

 私が消防団に入ってすぐ、梯子の練習をしたことがある。梯子の長さは6mで目の高さは大体7mくらい、大したことないと思っていた。しかし、難しいことがすぐ分かった。梯子は私が動くたびに、一緒に曲がってしなる。私が右に動けば梯子も右に、あわてて左に動けば梯子も左に。ちょっと動くと、梯子が大きく右左に揺れて、その揺れが収まらない。梯子の上でまっすぐ立っていることすらできない、素質がない。

 演技者は梯子のぼりの素質のほかに練習も必要。この画像の演技者は長町分団の松原君。まだ若いが梯子のぼりの情熱は強い。彼は仕事が忙しくて、なかなか練習時間がみんなと合わないので、特別に集まってもらって練習しているという。演技者は1人だが、それを支える鳶の持ち手など10人以上。みんなが集まって初めて梯子のぼりの本当の練習となる。

 百万石まつりでは、のべ50本の梯子のぼりの演技がある。ベテランの素晴らしい演技もあれば、新人の初々しい演技もある。この50人の必死の演技と、それを支える500人のチームワークが加賀鳶。演技が安全に無事に終了したら「あーよかった」と素直に喜びたい。

 

 




 
 
 
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