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 「室戸キンメ丼」は有名らしい。室戸市内の食べ物屋さんはいろいろあるようだが、有名そうなお店を狙って、前日に岡山駅から電話予約。「明日、営業しますが、すごく寒いので人は少ないですね」という女将の返事。

 翌日お昼に室戸に到着。川のそばに車を置いて、街の中を検索。すぐに予約のお店が見つかる。古い料亭みたい建物。2階へ案内される。4部屋をワンフロアにして、机と椅子をテンポよく並べた、ちょっとシックな大食堂という感じ。先客は3組ほど。まだ、空いている。窓の景色は室戸らしく、壁にはやたらと魚拓がかかっている。私は早速オールキンメ丼を注文した。

 焼いたキンメと刺身のキンメがご飯の上に載っていて、どちらもあっさり味でとても美味しい。金目鯛は高級魚で盛り合わせの刺身に2切れくらいついているのが常。こんなにたくさん食べたのは初めてだ。

 金目鯛は深海に生息しているということで、太平洋に多いのだろうか。確か伊豆地方も有名なように思う。ごはんの最後の締めは焼いたキンメを2切れ程残して、黄色いポットの中のだし汁をかけてのお茶漬け。これもアツアツですごくおいしい。名物にうまいものあり。おなかも膨れて、市内散策へ。お店の客はぼちぼちと増えてきた。

 
 
 

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 お釈迦さまではなく、坂本龍馬である。坂本龍馬の休日の様子、高知市民だから許される大がかりな冗談だ。高知に住む娘夫婦に、朝食でモーニングサービスのある喫茶店へ連れて行ってもらった。その入口にこんな大きな銅像が寝そべっていて、びっくり。ここは広大な規模で、高知では有名な喫茶店という。

 その喫茶店は工場っぽい建物で、真ん中にある、牛とヤギの像のいる中庭を囲んで、天井の高い、今どきのシャレた建築。私はサンドイッチとコーヒーのモーニングセットをもらって、休日の朝を過ごした。リョーマみたいに寝そべるわけにいかなかったが、十分にくつろげた。

 そのあと、高知県立牧野植物園に行った。牧野富太郎さんの植物にかける思いが詰まった植物園。ここでは、牧野さんの丁寧で観察力の鋭い植物の絵が多数展示されている。牧野さんについては、NHKの朝ドラで4月から「らんまん」が放映されるのだ。そして牧野さんの奥さん役で石川県出身の浜辺美波さんが出演する。それも楽しみ。

 高知ではひろめ市場、日曜朝市そしてカツオの塩タタキは気に入っていたが、また新しい楽しみがいろいろ増えそうだ。ところでこの銅像で、本当はオードリペップバーンを思い起こさねばいけないのだ。

 

 

 
 
 

更新日:2023年2月8日


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 金沢からは雪と信号故障などで、なんと電車が3時間余り遅れ、深夜に高知に到着。それにめげずに、翌日朝から室戸岬を目指す。娘が嫁いで高知市内で生活していて、時々高知市内までは行くが、室戸岬は初めて。道路はかなり整備されているが、まだ高速道路は完全にはつながっていない。約2時間のドライブ。ちょっと天気は曇りで残念だか、快適に到着。 

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 まずジオパークを見学した後は、海岸の遊歩道で地層の見学。実際にこの目で見られ、この手で触れる。室戸岬の先端にある「中岡慎太郎の像」の前を通って遊歩道に入る。そこから右に歩いて1分ほどですぐに、上の写真のカメのような岩。いろいろな本でよく紹介されている岩、タービダイト層が鎮座している。砂岩と泥岩のしましまな地層。幾万年の年月を経た地層と今巡り合えたことにロマンを感ずる。

 その下の写真はもう少し海岸沿いを歩いたところにある地層。地層がまるでロールケーキみたいになっている。すごく貴重なように思って夢中で撮影。こんな近くでこんな地層がみられるのは本当に素晴らしい。

 室戸岬は地層だけでなく、市内の食事処で金目どんぶりを食べた。それも素晴らしかった。さらに道の駅のキラメッセ室戸も素晴らしい。ミカンなどの果物、金目鯛などの魚、それに豊富なお弁当や寿司、揚げたてのさつま揚げ、いろいろなもの、すべてが充実。室戸のおばちゃん衆がすごく頑張っていると感じた。太平洋の荒海に洗われて、地層はぐにゃぐにゃになっているが、人の心は真っすぐだねと感じた。

 
 
 
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