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更新日:2022年10月27日


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 ロープの業界の方、数人と奈良へ旅行に行ってきました。天気は暖かく穏やか、日曜日ですが、奈良公園の東大寺あたりは、人は少なく、ゆったりと散策。大仏さんを拝んだ後は、初めて二月堂に行きました。

 いつも、春日大社へ寄ったり、興福寺を観たりしていると、足が棒になってしまい、どうしても届かなかった二月堂。緩やかな階段を上ると、まず、三月堂の建物が建っていて、次に「お水取り」で、テレビで見る通りの二月堂が現れました。

 二月堂からは大仏殿の屋根が見え、見晴らし抜群。「お水取り」は春を告げるお祭りですが、今は秋の真っただ中。紅葉は見ごろ。ここで、御朱印を書いてもらいましたが、「お水取り」の儀式に使う「ご香水」を詰めた小さな瓶もありましたので、お布施をお供えして、もらってきました。

 観光のベストシーズンとなりました。コロナに気を付けながら、観光をして、何とか日本が元気になればいいなぁと思っています。次の旅行には、この小さな瓶の「ご香水」を焼酎に詰め替えて、カバンに忍ばせて、旅行に行ってみたいと思っています。不謹慎かな。いや、これは日本の繁栄のためかな。



 

 

 
 
 

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 阿蘇山の荒々しい地形の中、穏やかに優しい小山があります。米塚といいます。高さは約80mで私でも登れそうなのですが、現在は保護のために登山は禁止。まるで人工の建物のように精密に作られたもののように感じます。

 これをスコリア丘といい、中は鬼押し出しにあるようなガラガラの火山岩だそうです。その表面にうっすらと土が積もり、草が生えて、まるで幾何学的な草原の山みたいになって見えます。自然が作ったものとは考えられない。

 8月に糸魚川でフォッサマグナの境界線を見て、急に地学的な興味が湧き出しました。NHK「ぶらタモリ」の影響もあるのかもしれませんが。9月は中央構造線。そして、10月はカルデラ、スコリア丘。次はどこ? に行こうか。珍しい地層とか、岩石を見る旅行の計画を立てています。

 しかしながら、干潮でないと見れないとか、行くのに時間がかかるとか、急峻な山の上とか、簡単には見ることはできません。まず、グルメ、名所旧跡、温泉とかを諦めなければ、そんな旅行を計画することはできそうもない。やはり、新しいことを行うには新しい決断が必要です。

 

 

 

 
 
 

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 阿蘇の大自然に触れたくて、ここにやってきました。4度の巨大噴火によって、陥没してこの大きなカルデラができたという。その火山灰は日本列島全土に飛散、特に九州では火砕流が分厚く堆積しました。日本全土に大きな影響を与えたという。

 カルデラの急坂はヘアピンカーブが嫌になるほど続くものです。こんなに急で、深いものとは思ってもいませんでした。一方、カルデラの底はのどかな水田が広がり、列車も走っています。深くて急なカルデラの壁が阿蘇の町をしっかりとガードしているようです。

 カルデラができた後、左から、根子岳、高岳、その右に今も噴火している中岳などの山々が火山活動でできました。荒々しい地形の山々がその当時のすさまじさを表しています。とくに根子岳の山頂はずごーい形をしています。

 自然ののどかさと厳しさを交互に見ることができました。そして、その中で生きている人間のたくましさも感じます。ただ、自然が本気で怒ったら、人間の文化も文明も、意地も名誉もすべてすっ飛んでしまいます。人間は自然には絶対勝てません。人間はみんな優しく協力し合って、平和に生きていきたいものです。そう感じました。

 
 
 
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