テトロンロープ、ポリエステルロープについて

テトロンとポリエステルは同じ繊維です。一般的な名前としてポリエステルといわれいますが、テトロンは東レとテイジンの商標であります。

 しかし、同じポリエステル(テトロン)でも繊維の形状(成りたち)にスパン糸とマルチフィラメント糸の2種類があり、そのため、見た目や性質はまったく異なるロープとなります。スパン糸のロープは綿のロープのようで柔らかいが強度は多少落ちます。マルチフィラメントは表面が多少つるりとしていますが、強度は強くなります。

 繊維ロープは素材の種類もありますが、糸の形状によっても、まったく性質や風合い、強度が異なってきますので、メーカーの規格や説明等をよく調べてからご使用ください。

ポリエステルカラーロープ

(ポリエステルのスパン糸からできています)

ポリエステルの原糸を染色して、ロープにしたカラーロープです。染色しやすくて、大変いい色が出ます。このカラーロープはスパン糸でありまして、繊維を解していくと綿状になって、抜けていってしまいます。クレモナロープやビニロンロープもスパン糸であり、見た目や触った感触はカラーロープと同じで、柔らかくて、綿のような優しさがあります。スパン糸の特徴と思います。多少、マルチフィラメントのものより、強度は落ちますが、扱いやすいものです。

ポリエステル白色スパン3つ打ちロープ、金剛打

(ポリエステルのスパン糸からできています)

 ポリエステルの白色のスパン糸を3つ打ちによったものや、金剛打ちで編んだものがあります。これは見た目はほとんどクレモナやビニロンと同じで、区別がつかない程です。

​色はクレモナは少し黄色っぽく、スパンのポリエステルは真っ白です。また、伸びはスパンのポリエステルが多いです。アスレチックのネットやブランコのロープにスパンのポリエステルを使用しますと、伸びが大きくて、きれいに仕上がりにくくなります。

​ そういうことから、スパンのポリエステルの白色のロープは、クレモナより多少価格は安くなると思いますが、クレモナの白色をご使用になる方が無難であると考えます。

テトロン12打ロープ

(ポリエステルのマルチフィラメント糸からできています)

 マルチフィラメントのポリエステルでできているロープです。見た目は少し光沢があり、表面は多少ツルリとした感じですが、滑りやすいというほどではありません。繊維を解していくと、綿状にも見えますが、綿状ではなくて、繊維が長くて抜けてきません。まるでカニ蒲鉾みたい状態で繊維が解れますが、ずっと長く続いています。

 また、12本の小綱を2本ずつに合わせて、6本として組み合わせるようにしてロープとします。円形度もよく、繊維の密度もあり、擦れや強度は大変強いロープです。

 電気工事や林業、クレーンなどによく使用されています。

 加工はできますが、大変難しいものです。Youtubeのチャンネンをご覧ください。

スパンライクのポリエステル製親綱16mmΦ

(建築現場の横引き用)

 ポリエステルのマルチフィラメントの強度をそのままに、スパン糸の柔らかい風合いを出す

「スパンライク」のポリエステル繊維が登場しました。マルチフィラメントだけど、まるでスパン糸みたいということです。いろいろな繊維が出てきて、ロープも新素材がどんどんと出てくるでしょう。

すべり防止効果があります。

一般的なポリエステルロープの強度

単位(トン)

一般的なポリエステルロープの強度です。

マルチフィラメントとスパン糸の強度比較の参考にしてください。テトロン12打ちは(株)テザック製のロープの強度です。ロープの製作の会社により、強度は異なりますので、ご注意ください。

また、ロープはすべての太さで製作されているかはわかりません。それぞれご確認ください。

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