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ケーブルレイドロープ・・・太物でもすごく柔らかいワイヤロープです

ケーブルレイドロープは極軟索といわれ、大変柔らかいロープです。ワイヤロープを芯として、その周りにワイヤーロープを6本より合わせた構造のロープで、多重よりロープとも呼ばれています。ケーブルレイドロープを構成するストランドロープを「シュンケル」といい、様々な構造があります。

ケーブルレイドロープはストランド(シュンケル)がロープ構造のため、一般のロープより、素線の数が多く、また、素線径が細くなりますので、とても柔軟であり、大変扱いやすくなります。そのため、ケーブルレイドロープは玉掛け用として、重用されています。また、グロメット加工して使用されることもあります。

なお、一般的なワイヤーロープ6X24では144本のワイヤでロープができていますが、ケーブルレイドロープでは約1,300本ものワイヤでできています。ですから、ケーブルレイドロープは柔かくなります。ケーブルレイドロープの端末加工はロック止めまたはかご差し段落としを推奨します。

​主なケーブルレイドロープの構造

​ロープの構造の断面図をご覧になれば、構成する素線の数が多いことが一目でわかると思います。

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​ケーブルレイドロープの加工について

​加工としてはかご差し段落としの編み込み方法と、ロック止めとグロメットエンドレス加工があります。

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​グロメット加工

​ケーブルレイドロープの外観
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ケーブルレイドスリング安全使用荷重表(ご使用の目安としてください)

ケーブルレイドスリングの安全使用荷重の目安を下記に掲載します。ロープの在庫の有無や在庫あるものが下記の表と荷重が異なる場合がありますので、この荷重はあくまでも参考としてください。詳しくはお問い合わせください。

​大変扱いやすいロープです。びっくりするほど、しなやかで柔らかいワイヤロープです。

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​2本2点吊り

​3本3点吊り

​2本4点あだ巻き吊り

​4本4点吊り

​2本4点半掛け吊り

​つり方と安全荷重表

​ケーブルレイドロープで荷物を吊り上げる方法はいろいろありますが、代表的な吊り方と吊ることのできる荷重を表にしました。ご参考にしてください。
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​ケーブルレイドロープはびっくりするほど、柔らかくて使いやすいワイヤロープです。強度は通常のワイヤロープとほぼ同等で、強いものではありません。
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ハイクロスロープ

ハイクロスロープ玉掛索(High tension Cross lay wire rope)

強度の強いワイヤーでより合せた、繊維心の6x37の構造のワイヤーロープです。玉掛索として使用すれば、従来のロープの約30%から40%も強度が強くなります。だから、サイズダウンが図れて、玉掛作業が安全で効率的となります。

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強度の強いワイヤーをより合せたワイヤーロープです

だから、同じ太さのワイヤロープと比較すると30-40%も強度があります

しかも、鋼心ではないので柔らかさも備えています。

玉掛索のサイズダウンができて、安全で効率的な玉掛作業をご提案できます

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強い

6x24A種の通常のワイヤロープと比較して約40%の強度アップを実現しました。また、6x37A種のワイヤーロープと比較すれば約30%強度が強くなります。また、繊維心のワイヤロープですので、柔らかさも備えています。

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軽い

ハイクロスロープは強度がありますので、従来の玉掛索の径よりはサイズダウンができますので、玉掛索の軽量化ができます。安全で能率的な玉掛作業ができます。

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​柔らかい

ハイクロスロープは強度かありますので、サイズダウンが可能です。従来の玉掛索を使用するより、直径の細いハイクロスロープを使用すれば、当然ロープは柔らかく、扱いやすくなります。

● 使用中の変形や曲げによる強度低下は従来のロープと同じです。

● ロックや編み込み加工など端末加工は、従来のロープと変わりません。

● ハイクロスロープは赤い心綱を使用しています。また、端末加工部にHXと表示することにより、

  識別を容易にできます。

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ハイクロスロープ玉掛索の安全荷重表

 

 

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​2本2点吊り

​3本3点吊り

​2本4点あだ巻き吊り

​4本4点吊り

​2本4点半掛け吊り

安全荷重は、2本つり、4本つりのいずれの場合も荷重が均等にかかるのを前提に算出してあります。荷重が均等にかからない場合は、下記の安全荷重表は適用出来ませんので、注意して下さい。

労働省が平成12年2月にだされた通達『玉掛け作業の安全に係るガイドラインの策定について』により、4本4点つり及び2本4点あだ巻きつりの場合は、均等にロープに荷重がかかりにくいので、3本として安全荷重を計算しました。

●2本4点半掛けつりの場合の安全荷重は、2本2点つりの2倍といわれていますが、吊り荷の角での強度ロスなどを考えれば、1ランク、ロープのサイズを上げることをお勧めします。

​上記の図の角度A
​上記の図の角度A
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ハイクロスロープ玉掛索と従来の玉掛索の太さ比較

 

●2本2点吊り、吊角度60度の場合の使用するロープ径比較表

●4本4点吊り、つり角度60度の場合の使用するロープ径比較表

ご覧のように、1-2サイズずつハイクロス玉掛索が細くなります。10T以上の重量物を吊りあげる場合が効果が大きいように感じます。

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