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 「香箱(こうばこ)ガニ」とはズワイガニのメスで、金沢ではこのように呼んでいます。漁期の制限があり、11月の初旬から12月いっぱいまでしか獲ることはできません。今年は豊漁のようですが、なかなか高価で、家庭では食べることはできなくなりつつあります。

 宴会では食べることはできます。香箱ガニは身は少ないのですが、カニ味噌や赤い内子と身とを一緒に食べるのが素晴らしくおいしい。今日は本当にラッキー。

 そして、この小さいお皿を大きく見せているのが、「蘇民将来子孫也」のお札がついている「茅の輪」です。そういえば、ここの店はいつも年末になると、この「茅の輪」の装飾で何か一品をつけてきます。今年は香箱ガニを食べて、災難を祓い清めたいということです。

 もう12月になりました。金沢はまだ雪は降りませんが、そろそろ本格的な冬が顔をのぞかせてきました。寒さと雪や雨の我慢の季節となります。この我慢の後に暖かな良い春が来ますように、お祈りをしながら、ほんの一口ですが、香箱ガニおいしくいただきました。





 
 
 

更新日:2022年11月30日


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 金沢市内を流れる犀川にも、ちらほらと渡り鳥が来ているように感ずる。カモの集団がいたので写真撮影。たぶん、マガモの夫婦だろうと思い、念のためにグーグルレンズで検索。すると、上のオスと思われるきれいな鳥は「マガモ」となったり「アヒル」となったり。下のメスと思われる鳥は「カルガモ」ですって。

 調べてみたら、アヒルはマガモを家畜化したもので、ルーツは同じ。マガモとアヒルを交配したものが合鴨で、合鴨の肉といっても、アヒルの肉というケースも多いようだ。一方、カルガモは一年中、日本にいて私もよく見る。口ばしの先が黄色くて、腰の部分の三角の白い羽がカルガモの特徴らしいが写真通り。この写真は2羽が、単にすれ違っただけかも。なかなか鳥は種類が多く、また、じっとしてくれないので、観察は難しい。

 今日のニュースで福島県の方で鳥インフルエンザが発生したらしい。そのため、1万数千羽ものニワトリが殺処分されるという。たぶん、渡り鳥が小さな隙間から養鶏場に入り込み、ウイルスを持ちこんだのだろう。ニワトリも養鶏業者も大変迷惑なことである。100%防ぐのは難しい。

 私は「鴨南蛮蕎麦」が好きだ。少し高価なので、自前で作ったことがある。燻製の合鴨を買ってきて、濃い目の出し汁でネギと煮て食べた。でも、燻製の味が残り、また油っぽくてまずかった。きっとアヒルだったのかもしれない。鳥の料理も難しい、プロに任せた方がよさそうだ。

 


 
 
 

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 五箇山の晩秋の風景を観ようとドライブに出かけました。上平村にある「くろば温泉」でゆっくりとお湯に浸かって、ぼーっとしたいと目論んでいました。ところがお湯に入る前から、ぼーっとしていて、小矢部・砺波JCTで曲がるのを忘れ、直進してしまい、東海北陸道に入りそこねました。仕方なく、庄川沿いの少し回りくねった、小牧ダム経由の道で五箇山へ進むことにしました。

 しかし、ここは素晴らしい道でした。雲が色づいた山々の斜面を這うように川面の近くまで降りてきています。川面はどんよりとした緑色で、雲と紅葉を映し出しながら、雨のしぶきで波紋も強くなってきています。雨もいい。

 そのうち、赤い大きな吊り橋。景色を観ながらゆっくりと渡ると「大崩島」という地区に入りました。怖い名前ですが、大丈夫。平ふれあい温泉「ゆ~楽」という大きな看板発見。偶然に見つけたこの温泉にお世話になることにしました。ここのお風呂は素晴らしく快適。特に露天風呂はちょうどよい温度。しかも風景は抜群。ぼっーとお湯に浸かりながら、五箇山の秋の絶景を堪能。

 お風呂の中で、現地の人はここの施設の食堂は遅くておいしくないと話していましたが、実際に食べると、かなり待たされたのは確かですが、味は上々。このお風呂と絶景があれば、多少時間がかかっても許せます。良い温泉でした。その代わり、また、ぼーっとしてしまって、傘を忘れてきました。「こんどの日曜日に取りに行こうかなぁ」

 

 

 

 

 
 
 
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