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 「ボラ待ちやぐら」が穴水湾にぽつんと1基立っています。人がいるのかとよく見たら、人は案山子であります。昔はこのようにボラを獲ったとのこと。

 あまりボラは食べないと思いますが、ある人曰く、刺身でも食べれて、しかも大変おいしいとのこと。漁法はやぐらの上で終日、ボラの群れが海底に張った網の上を通るのを待って、群れが通れば引き上げるというもの。最盛期には40基ほどあったそうです。

 ボラの旬は冬場で、脂がのっていて「寒ボラ」と言われ、大変美味しいらしい。つまり、このやぐらの上で日向ぼっこのようにボラを待っていたのではなく、寒い冬場に荒れている海の上で、あまり良い設備もなく、じっとボラの来るのを待っていたと思うと、実に大変な仕事であったはず。

 このボラ待ちやぐらを見る限りでは、昔の人は何とのどかで競争の意識もなく、ゆったりと仕事をしていたように感じますが、ひょっとしたら、現代人よりかなり我慢強く、競争意識も激しく、生き抜くことが現代よりもっともっと大変だったのかもしれません。



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 奥能登の観光の起点であります穴水町の「もりそば食堂」でお昼ごはんとしました。ここはなかなか味もよく、作りもきれいでいいお店。

 穴水湾は何といっても、牡蠣の養殖が盛んで、特に冬場は穴水や中島の牡蠣を食べにいろいろなお店を訪ねる人が多いと思います。2-3月に行われる牡蠣祭りは有名です。

 今は牡蠣のシーズンも終わり、牡蠣を食べるつもりはなかったのですが、メニユーを見て、なんとなく「カキそば」を注文しました。牡蠣をフライパンで炒め少し焼き目をつけ、独特の臭みをシャットアウト。ねぎとのベストマッチです。レモンも効いていました。

 穴水町には穴水湾、能登島など多彩な光景が楽しめる場所があり、外海沿いの輪島や巌門とは違った優しい味わいがある町と言われています。また、最近は「能登ワイン」も出てきました。その他いろいろと堪能するものもあるのでしょうが、穴水に来たら、やはり牡蠣を食べることですか。もう、これは条件反射ですね。

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 土屋太鳳さん主演の朝の連ドラから数年な経ちますが、その舞台となった輪島市の大沢町に行きました。同じ石川県に住んでいながら、初めての訪問です。

 門前町から約30分ほどで間垣のある大沢町に到着。この辺りは素晴らしい風景です。幸い、天気が良くなってきて、青い海と空、白い波と岩場、素晴らしい光景を見ながらのドライブ。もし、雨が降ったり、冬の雪や強風だったりしたら、きっと怖くて引き返していたかも。お目当ての間垣は高さが5mほどの竹を割ったものを隙間なく並べた垣根で、冬の北西の季節風や夏の暑い西日を遮る効果があるそうです。立派なものです。

 大沢町では春の暖かい日差しを浴びて、間垣のある道路沿いの船着き場で網の繕いをしている人がいますし、漁船の修理をしている人もいます。今日はホントにのどかな漁村の昼下がり。

 このように春になると間垣もしばらくは用がなくなります。きっと、間垣も日差しを浴びて、背伸びをしたり、日向ぼっこしたりしていることでしょう。中には、昼寝中のものもいるかも。

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