さくら橋の橋脚にツバメが一生懸命に巣作りをしていました。巣の位置は、残念ながら全く見えません。できるだけ、安全な場所に作っているのでしょう。そして、近くにはたくさんのツバメが同じように巣づくりのため、あちらこちらと飛び交っています。
鷹みたいな鳥がじっーとその様子を見ていますが、お構いなしに次から次とせわしく働いています。たぶん、枯れ枝のほかに、どろどろの泥を集めて、巣の周りの壁を作っているのでしょう。
ツバメは冬の間は台湾、フィリピン、マレーシア、インドネシアなど東南アジアで過ごしていて、暖かくなると子育てのために日本にやって来るそうです。ほぼ同じペアで毎年子育てをするそうで、すごい仲がいいのです。壊れていない巣を見て、安心して、また、今年も同じ場所で子育てをすることが多いようです。
一方で、カラスなどの敵から巣や子供を守るのに人間の力をうまく活用します。例えば、軒先や家の土間などに巣を見かけますが、人間の近くに巣作りするのは、敵の攻撃を逃れるためです。しかし、最近はそんな家がだんだんと少なくなりつつあるように感じます。遠来のツバメですので、ぜひ歓迎したいです。
桜がどんどん散り始めています。そういえば、タンポポが咲き出し、そのうちに桜が咲き、そしてランニングする人の数が増え始めました。春本番を迎えるとともに、今日は桜が早くも散り始めました。
「ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」という和歌がありますが、慌ただしく桜が散っていっています。そんなに急がなくてもいいのに。
桜の木は、花をつけている時は目立つのですが、散ってしまえば、ただの普通の木となっていきます。花が咲く1週間ほどだけ、主役となりますが、その後のほとんどの期間は、脇役として、周りの風景を淡々と作り出してくれます。桜は不思議な木と思います。
いつもは桜とは思ってもいなかったのに、早春は花が咲いて桜と気づかされますが、これからは、きれいな葉をいっぱいつけて、風に揺れて、綺麗な風景を作ってくれることでしょう。
ピンクの桜のトンネルです。満開となった兼六園。朝の散歩の途中に写したもので、地元の人や観光客がのんびりとお花見中でした。
1週間ほど前に咲き始めたソメイヨシノは好天にも恵まれて、満開となり、現在は何とか頑張っている状態です。明日から天気が下り坂とのこと、今日は今年の桜の最高の日となりそうです。
ところで、トンネルといえば、台湾からニュースが入ってきました。特急電車がトンネルの中で脱線し、たくさんの方々か死亡したり、負傷したということです。たくさんのお客さんの楽しい旅行の夢が台無しで残念なことであります。
事故は線路にトラックが転落したことが原因のようです。たぶん初歩的なミスのようで、ちょっとしたことが大事故につながります。安全に対しては念には念を押して、物事に取り組んでいきたいものです。そういえば、さっき、コンロの火を消したかなぁ? 花見の途中で残念ですけと、中止して急いで帰ることにしました。