街で見かける「白いもの」の正体
- tsuchiyarope
- 2 日前
- 読了時間: 2分

最近、街を行く若者の多くが耳に白いものを付けている。ワイヤレスイヤホンである。 ワイヤのないあんな小さなもので本当に音が聞こえるのだろうか。きっと高価なものに違いない。落としたら大変だ。彼らを見るたびに、そんな余計な心配が頭をよぎっていた。
実は、私にはイヤホンに関する少し苦い経験がある。 一つ前のスマートフォンを購入した際、それに合わせるためにワイヤ付きのイヤホンを買った。しかし、スマホとの相性が思うようにいかず、結局は接続するための高価なアダプターまで買う羽目になってしまったのだ。そんな苦労の思い出が詰まったワイヤ付きイヤホンだが、最近は少し時代遅れの感があり、街でもあまり見かけなくなってしまった。
100円ショップでの出会い
先日、100円ショップに立ち寄ったときのことだ。なんと、件のワイヤレスイヤホンが売り場に並んでいるではないか。価格は税込1,100円。 100円ショップの中では最高峰の価格帯だが、自分が想像していたよりもずいぶんと安い。これなら失敗してもいい。そう思い、試してみるために早速購入した。自宅に戻り、取扱説明書を片手に四苦八苦が始まった。
ブルートゥース(Bluetooth)
ペアリング
これまで馴染みのなかった専門用語のパズルを一つずつ解いていく。 ようやくスマートフォンとつながり、YouTubeからお気に入りの音楽が流れてきたときは、投資が無駄にならなかったと心から胸をなでおろした。
遅れてきた文明の利器
苦労の末に手に入れたワイヤレスイヤホンは、思ってもみなかった素晴らしい体験を私にもたらしてくれた。とにかく音がよい。そして軽くて快適である。ワイヤがないだけで、これほど使い勝手がよくなるとは驚きだ。若者たちの流行に、少しだけ追いつけたような満足感もあった。やはり、何事も食わず嫌いをせず、時代の変化には遅れないようについていきたいものである。大満足の買い物だったが、一つだけオチがついた。 私の耳に収まった白いイヤホンを見た妻が、ぽつりと言ったのだ。「白い補聴器に見えるね」と。



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