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更新日:2023年2月8日


 金沢からは雪と信号故障などで、なんと電車が3時間余り遅れ、深夜に高知に到着。それにめげずに、翌日朝から室戸岬を目指す。娘が嫁いで高知市内で生活していて、時々高知市内までは行くが、室戸岬は初めて。道路はかなり整備されているが、まだ高速道路は完全にはつながっていない。約2時間のドライブ。ちょっと天気は曇りで残念だか、快適に到着。 

 まずジオパークを見学した後は、海岸の遊歩道で地層の見学。実際にこの目で見られ、この手で触れる。室戸岬の先端にある「中岡慎太郎の像」の前を通って遊歩道に入る。そこから右に歩いて1分ほどですぐに、上の写真のカメのような岩。いろいろな本でよく紹介されている岩、タービダイト層が鎮座している。砂岩と泥岩のしましまな地層。幾万年の年月を経た地層と今巡り合えたことにロマンを感ずる。

 その下の写真はもう少し海岸沿いを歩いたところにある地層。地層がまるでロールケーキみたいになっている。すごく貴重なように思って夢中で撮影。こんな近くでこんな地層がみられるのは本当に素晴らしい。

 室戸岬は地層だけでなく、市内の食事処で金目どんぶりを食べた。それも素晴らしかった。さらに道の駅のキラメッセ室戸も素晴らしい。ミカンなどの果物、金目鯛などの魚、それに豊富なお弁当や寿司、揚げたてのさつま揚げ、いろいろなもの、すべてが充実。室戸のおばちゃん衆がすごく頑張っていると感じた。太平洋の荒海に洗われて、地層はぐにゃぐにゃになっているが、人の心は真っすぐだねと感じた。

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 「崎の湯」に行ってきた。白浜温泉のど真ん中辺りにあり、太平洋に面した露天風呂。白浜が温泉地として世に知られるようになったのは、約1,400年前ということだが、そのはしりがこのお風呂とのこと。「日本書紀」や「万葉集」にも記されているらしい。

 綺麗に整備されていて、500円を払って入場。男女にしっかりと別れている。男風呂には湯舟が2つあり、海に近い方では、近くの温泉や今は使っていない?海上の食堂から「丸見え」感があり、ちょっとやりにくいが、それ以外のロケーションは最高。

 すぐそこに波打ち際があり、まるで太平洋で温泉に浸かっているよう。波の音を聞きながら、のんびりとゆっくりと入浴。お湯は透明できれい、なめると塩っぽい。

 1,400年前は波に侵食された岩が自然の湯舟になっていて、そこで海を観ながら入っていたという。私も同じように、この「崎の湯」に入り、海を眺めながら入浴しているのも悠久の歴史を感ずる。こののどかな磯風呂には自然と歴史の香りがする。

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 串本の橋杭岩から30分ぐらい山の中、和歌山県古座川町に国指定天然記念物の高さ約60mの「高池の虫喰岩(むしくいいわ)」がある。風雨の浸食によって蜂の巣のような無数の穴が刻まれており、案内書によれば穴の開いた小石に糸を通して願掛けすると耳の病気が治るとの言い伝えがあるようだ。

 ここの岩は実に不思議な形。昔、誰かが住まいをしていたのでは?と思うような部屋みたいな空間もあれば、ハチの巣か、蓮の実みたいに気持ち悪いほど穴の開いた岩もあり。風雨の浸食でこのようになるのも摩訶不思議。

 そして道路を挟んだ向かい側には道の駅もある。ここの道の駅のおじさんは大変親切。虫喰岩やそこにいる熱帯魚のことを尋ねるとすごく親切に教えてくれる。だから、ついお土産に濃縮の柚子の瓶詰を買ってしまった。でも、言われた通り、吸い物や酢の物などに2-3滴たらすと実においしい。今日も食事に使った。重宝している。

 ところで、ここに来るまでの「高野山から熊野三山」の道路沿いに道の駅は所々にあるが、ほとんどがトイレと自動販売機だけというもの。お粗末なものが多かったが、ここは久しぶりに道の駅らしい道の駅。虫喰岩も良かったけど、ここの道の駅は久しぶりに心が和んだ。

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