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 今回の伊豆旅行で3か所の神社をお参りしたが、どこも素晴らしかった。まず、三島市の三島大社。境内が広い公園になっていて、池もありゆっくりと散策できる。また門前町があり、バラエティに富んでおもしろい。スケールの大きさに驚いた。さすが、伊豆の国の一の宮神社と感心。

 次に行ったのは、下田市の白濱神社。神社のすぐ裏にある海岸の岩にも鳥居がある。静寂で神聖さを感ずる場所と海の明るさと怒涛の怖さを感ずる場所と2つの面を持っている。特に、海岸でのお参りはすごい。強い波が来るたびにおなかの底に響く、波の音とその振動は、地球の鼓動。生きる喜びと命の大切さを伝えているように思った。

 そして、熱海の來宮神社。熱海の街全体が人であふれかえっているが、この神社も人気のスポット。近代的な施設があり、楽しめる工夫をいろいろとしている。そして、何といっても樹齢2000年超えのご神木の「大楠」。写真の木。たくさんの人がパワーをもらおうと触れる。私もご利益に預かりたいので、触れてきた。この悠久のご神木には新型コロナウイルスなんて関係ない。

 5年ほど前に買った御朱印帳。ちょうど、來宮神社でいっぱいになった。一番最初は長野の善光寺、それから、いろいろとお参りした証拠の御朱印が記されている。これは旅の思い出。振り返って思い出せば、きっとまたそのパワーが蘇ってくるはず。次回は新しい御朱印帳を購入することとなるが、どこの神社だろうか楽しみだ。

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 熱海と三島の中間あたりにある丹那断層公園に行ってきた。「丹那」といえば、私の小さい頃、丹那トンネルがすごく難工事であったことや日本で有数の長いトンネルだったことを教わった。その丹那トンネルとこの丹那断層が交差している。

 写真の黄色が断層のライン。相対的に言うと、上の地面が左へ、下の地面が右へずれたという。だから、一直線だった石垣が断層のラインで約2mずれている。つまり、断層で横に2mずれた。その北伊豆地震から約90年もたっているので、別に断層の線がくっきりみえるわけでもなく、溝があるわけでもない。熱くもなければ普通に草が生えている。

 ちょうど丹那トンネルの工事中にこの地震が起きたらしい。また、工事でこの辺りの土地の地下水が大量に抜けてしまい、地域の方はこれまでやっていた稲作やワサビ栽培ができずに、酪農などの産業に転換をせざるを得なかったという。自然と文明そして、そこに生きる人間の壮絶なる戦いが垣間見える。

 駐車している車は私の車一台となり、夕暮れも近づき、公園は静かになってきた。断層のラインをじっと見ている私に、先ほどまでトイレのあたりにいたおじさんが声をかけてきた。2ⅿのずれについて説明してくれた。お蔭でよくわかった。たぶん、この地域の方で、工事や地震のことを知り、そして産業の転換を体験した人だと思う。こんな人が次の世代にいろんなことを語り継いでいってほしい。

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更新日:2023年4月10日


 世界遺産の韮山反射炉に行って来た。白い4本の煙突とエンジ色の鉄の格子模様が印象的。実は、最初は下田で作ろうとしたが、ペリー艦隊が来たため、急遽この韮山の地に変更され建設されたという。欧米等の列強諸国に対抗するため、軍事力強化の必要性に駆られ、蘭書片手に試行錯誤で鉄製大砲製作に挑戦ということとなったようだ。

 軍事力強化というと、ロシアのウクライナ侵攻など、嫌な方向に結びつきがちであるが、明治後期の反射炉の製作で日本に素晴らしい人材が育ち、日本の近代の産業、経済の発展の基盤がつくられたと思う。たとえ原子力でも、使い方の問題であって、核兵器で人を脅すのは問題外、安全な平和への利用であれば推進していけばいいと思う。

 この反射炉が完成した後、地域の人々が中心となって、保存や修理が幾度も行われたため、現在も素晴らしい威容を誇っている。地域の人々に愛され、大切にされていると感じる。

 韮山反射炉の少し奥の茶畑の上には見晴らし台がある。そこでは富士山と韮山反射炉の2つの世界遺産を同時に見ることができる。ちょうどテレビ局が取材していた。その人曰く「昨日は一日富士山は全然見れなかったけど、今日は最高」と。良い日に来れてよかった。

 

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