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 男鹿半島の北端の入道崎には灯台があり、広い駐車場、たくさんのお土産店、広大な広場がある。一方、南端の岬のここ塩瀬崎は2-3台ほど止められる駐車スポットしかない。しかし、面白い格好の岩がたくさんある。代表的なのはこのゴジラ岩。夕焼けの太陽を口の中にくわえて、火を噴くゴジラの写真は撮れなかったが、青い空をバックにきれいに撮影。

 ゴジラ岩の他に帆掛け島、双子岩などいろいろと面白い形の岩や地層がある。3000万年前の火山の噴火によってできた岩石が波や雨風の浸食でこのような形になったという。すぐ近くのグリーンタフの海岸とはまた趣の違う、大きな岩が落っこちてきそうな少し怖い海岸である。

 「ゴジラ」といえば、星稜高校、巨人、そしてヤンキースと活躍のゴジラ松井を私は思い出すが、ちょうど甲子園での高校野球が佳境に入ってきた。今年は東北や北海道勢がすごく強いと思う。今年の春、ワールドベースボールクラシックで優勝したが、日本の野球のレベルは格段に底上げされたと感ずるし、また、あらゆるスポーツのレベルも上がってきたように思う。

 先日はワールドカップの女子サッカーも大活躍、すごく楽しませてくれた。さらにワールドカップのラグビーやバスケットボールの開催が間近かに迫っているという。それぞれが大活躍し、話題豊富な楽しい秋になればいい。

 

 

 

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 男鹿半島には何と「ナマハゲ」がいっぱい。道路のいたるところに大きな「ナマハゲ」の像が立っていたり、道路の名前が「なまはげライン」だったり、「なまはげ直売所」は道の駅ふうの普通のお店だったりと。そうです。男鹿の人々にとってナマハゲは、怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす、年の節目にやってくる神様。

 写真はその神様が男鹿温泉の夜にも現れ、太鼓を披露してくれる。地域の若者が和太鼓とナマハゲを融合させた観光客向けの催し。迫力があって、ナマハゲの優しさと怖さを味わえ、男鹿半島の夜を楽しませてくれる。やはり、大人でもナマハゲが近づいてくると怖いと感ずる。

 石川県の輪島市には御陣乗太鼓があるが、見た目はよく似ている。昔、上杉謙信が攻めてきたときに、防衛のために鬼の仮面などをかぶって、敵を驚かせて退散させたという歴史がある。このナマハゲ太鼓は、そんな歴史はないが、男鹿半島の若者のナマハゲに鍛えられた粘り強い根性を感じる。

 冬、仕事もせずに、囲炉裏で長く暖をとっていると、手足に火型ができる。これを方言で「ナモミ」というらしい。ナマハゲは、その「ナモミ」を剥ぐという意味で、「ナモミ剥ぎ」が「ナマハゲ」になったと言われている。そういえば、私は全身に「ナモミ」ができていそうだ。ナモミがこれ以上大きくならないように。ナマハゲが来ないように・・・。

 

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 秋田県、男鹿半島の付け根に位置する男鹿市街地から車で10分ほどのところ、館山崎の「グリーンタフ」を見てきた。この辺り海岸の崖を見渡すと、普通の崖の中に所々に緑の岩がむき出しになっている。それがグリーンタフ。比較的軽くてもろい感じがする。水につけるともう少し鮮やかな緑色になる。

 日本列島は大陸の一部であったが、約2000万年前に大陸が裂けて、日本海がどんどん広がり初め、そのため、激しい海底火山活動が起きた。その海底火山の噴火により、火山灰や火山礫が日本海に分厚く堆積し、熱水や圧力により、このような緑色に変質しながら岩石となった。その後、隆起し、波や雨の浸食を受けて、今私の目の前の海岸として現れている。約2000万年の歴史の物語がある。

 私の住む金沢も日本海に面しているので、グリーンタフが分布しているということだが、観たことはなく、どこか深く穴でも掘れば出てくるのかもしれない。2000年前、縄文、弥生時代はすこしわかるような気がするが、2000万年も前の時代となると、今とは想像もつかない出来事が、地球上では起きていたのだ。

 日本海が出来ていく状況を知りたいと男鹿半島にやってきたが、わかったようなわからないような。でも、この緑色した岩石から2000万年前の地球の歴史が解明されるということはすごく不思議なことである。

 

 

 

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